日本とインドネシアは農業分野における協力を強化

このページの所要時間: 15

日本政府はTPPが大筋合意したことにより、海外への日本産農作物の輸出を促進するための施策を検討しているが、在インドネシア大使館では、日本大使がアムラン・スライマン農業大臣(Amran Sulaiman)に表敬訪問を実施し、農業分野での協力方法を検討する会談を実施したことを発表した。

この会談では、ジョコ大統領の政権の元でアムラン・スライマン農業大臣が進めている米などの食料自給の達成や農産物貿易などの農業政策、日本とインドネシアとの農業分野での協力などについて意見交換を実施した。日本の谷﨑大使からは、二国間の農産物貿易の促進のため、輸入規制に対する配慮を要請した。アムラン・スライマン農業大臣からは、農業分野への日本からの投資について期待が示された。在インドネシア大使館では、インドネシア農業省との連携・協力関係を引き続き強化していく方針である。

インドネシアでは現在はTPPに参加していないが、ジョコ大統領は参加する意向をみせており、アメリカのオバマ大統領にもTPPへ参加したい旨を伝えている。安倍総理大臣も、農林水産業については従来の「守る農業」から「攻める農業」に方針転換を行う事を宣言しているため、今後も海外との農業分野における協力は進んでいきそうである。