インドネシアが2016年世界観光機関(UNWTO)アワードを受賞

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国際連合の専門機関である世界観光機関(UNWTO)は、スペインのマドリードで1月20日に実施された「第12回世界観光機関(UNWTO)アワード表彰式」において、インドネシアのジャワ島の東端に位置する東ジャワ州バニュワンギ県が「革新的社会政策と統治」の分野において1位を受賞したことを発表した。

世界観光機関(UNWTO)とは、1925年にハーグにおいて観光の分野における国際協力を促進することを目的として設立された公的旅行機関国際連盟(IUOTO)を前身として、2003年に国連専門機関として正式に発足された機関である。この機関の事務局は、スペインのマドリードに設置されており、事務局長と約150名の職員から構成されており、日本の奈良にもアジア太平洋センターが設置されている。現在は、観光の振興・開発、旅行の容易化、観光関係の調査・研究等における国際協力を行うことなどを目的として様々な活動に従事している。

世界観光機関では、観光分野における表彰式を毎年実施しており、2016年の今年はインドネシアのバニュワンギ県が「革新的社会政策と統治」の分野における1位を受賞することとなった。「革新的企業」の分野においては、インドネシアの国営航空会社であるガルーダ・インドネシア航空とコカ・コーラが実施した『バリの砂浜掃除活動』が評価され、第2位として表彰された。「革新的NGO」の分野においては、バリ島のカランレスタリ財団が実施した『サンゴ礁再生活動』が評価され、第2位として表彰された。

今回のアワードでは、全4部門中3部門においてインドネシアが受賞することとなり、インドネシアの観光力の強さを見せつける結果となった。