ラマダン明けのレバランを迎えるインドネシア
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インドネシアでは信仰の自由が保障されており多民族国家であるが、イスラム教徒が多数を占める地域においてはイスラム教の習慣に従った生活を行っており、6月18日から1ヵ月の間に実施されたラマダン(ラマダーン)期間中の断食明けの大祭のレバランが7月17日から開始された。
インドネシア政府は、レバラン前後の7月16日(木)・20日(月)・21日(火)を休暇奨励日としたため、この期間は帰省する人達および観光地に向かう人達により街中および観光地は混雑していた。デパート等ではレバランセールが実施されており、服などのファッション類が通常価格の70%オフ・90%オフセールが実施されており、レストランにおいても20%オフなどを実施している店もあり、大勢の人々に賑わっていた。特に女性達の購買力は高く、女性が長い間服を選んでいるため、夫が子供をあやして待っている姿も多くみられた。
自宅でレバランを祝う人達に加えて、この休みを観光地で迎える人達も多く、バリ島やロンボク島やジョクジャが人気のスポットとなっており、人気のホテルに関しては早い時点で予約で埋まっている状態であった。特に動物園やプールなどの行楽施設はどこも人であふれていた。
26・27日頃からは学校および公的機関が通常通りに開始されるため、それまではこのレバランによる盛況が続く見込みである。