日本支援のインドネシア高速鉄道(MRT)に副大統領が試乗
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在インドネシア日本大使館は、日本が全面的に支援して建設を進めているインドネシア初となる地下鉄を含む高速鉄道(MRT)の試乗に、インドネシアのユスフ・カッラ・インドネシア副大統領などが参加したことを発表した。
インドネシアの首都ジャカルタでは、深刻な交通渋滞が発生しており、この渋滞によって多大な交通公害と大気汚染などが発生していた。そのため日本政府は、この交通渋滞を解消させるため、政府開発援助(ODA)を活用した地下鉄を含む高速鉄道(MRT)の開発を支援しており、日本とインドネシアの企業共同体が建設を進めていた。現地メディアの報道によると、3月中旬から市民を対象とした無料の試乗が行われた後に、3月末までには正式に営業が開始される予定である。なお、運賃などの詳細は現在最終調整中である。
2月20日に実施されたMRT試乗には、インドネシア側からはカッラ副大統領、ブディ運輸大臣、アニス・ジャカルタ首都特別州知事が参加し、日本側は石井大使、山中JICAインドネシア事務所長が参加した。この試乗は、ブンデランHI駅とレバック・ブルス駅間の往復運転となり、カッラ副大統領から「MRTは時間どおりで快適」との感想が述べられた。