JICAはインドネシアの地震からの復興を支援

このページの所要時間: 059

独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、インドネシアの中部スラウェシ州地震からの復興を支援する取り組みの一つとして、インドネシア向け開発計画調査型技術協力を開始した事を発表した。

インドネシアの中部スラウェシ州では、9月に発生した地震の影響により、多大な被害を受けていた。JICAでは、この地震が発生後からインドネシア政府からの要請に基づいて復興基本計画(マスタープラン)の策定を支援してきた。JICAは、この復興基本計画をもととして、復興を支援するプロジェクトを新たに実施する事を決定した。

今回の支援は、『中部スラウェシ州復興計画策定及び実施支援プロジェクト』として実施される。このプロジェクトは、36ヵ月にわたって実施される予定である。対象となる地域は、中部スラウェシ州のパル市・シギ県・ドンガラ県となる。具体的に実施する事業は「災害リスク評価の実施及びハザードマップの作成」「災害リスク評価に基づく空間計画の策定」「インフラ・公共施設の強靭化の促進」「生計回復及びコミュニティ再生の実現」を行う予定であり、これらの取り組みを通じてより災害に強い社会の形成を図る。