自衛隊のインドネシア国際緊急援助活動が終結
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日本の外務省と防衛省は、インドネシア国際緊急援助隊による国際緊急援助活動を終結させることを発表した。
インドネシアのスラウェシ島で9月28日に発生した地震と津波被害にたいして、日本政府は10月3日以降に自衛隊を国際緊急援助隊として派遣し、物資の輸送や被災民と援助関係者等の移送等の支援活動を行ってきた。日本政府はインドネシア政府と調整した結果、10月25日付で「国際緊急援助活動の終結に関する自衛隊行動命令」を発出した。
この命令が発出された事にともない、25日をもって部隊は現地での活動を終了し、C-130H輸送機1機は26日に日本に帰国する予定である。今回の活動では、今までにC-130H輸送機1機がバリクパパンを拠点として、バリクパパンとパルの間で約200トンの支援物資及び約400人の被災民等の輸送を実施した。インドネシア政府からは、今までの日本の自衛隊の活動に対する高い評価と感謝の意が表明されている。
日本政府は、今後とも被災地の復旧・復興のためにインドネシアに対して切れ目のない効果的な支援を可能な限り行っていく方針であることを表明している。