三菱自動車がインドネシアで約640億円の投資を元に工場建設を実施

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三菱自動車はインドネシアで約640億円の投資を行い新規の工場建設を行うことを16日に発表した。また、インドネシア工業省は9月16日に三菱自動車の最高責任者とインドネシア工業省長官が工場建設に関わる会談を行ったことを発表した。

現在の三菱自動車は現地企業に生産委託を行っているが、生産能力を増強させるために約640億円の投資を行い、自社工場を建設することを決定した。約640億円の投資は三菱自動車の一社のみの負担ではなく、三菱商事および現地パートナー会社との3社で分担する予定である。この工場では、インドネシア国内への供給にとどまらず、インドネシアをタイに続くアジア全域への輸出拠点とする予定である。工場では小型多目的車(MPV)を生産し、稼働は2017年上期を予定している。

インドネシアでは小型多目的車(MPV)が比較的安価に購入出来るために人気の車種であり、スズキ、トヨタ、ホンダなどもインドネシアに参入しており競争激化が進んでいる。三菱自動車はこの工場建設に伴い、インドネシア国内シェアを現在の8%から13%に引き上げることを目標としている。