丸紅参画のインドネシアの地熱発電が着工開始

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日本の総合商社である丸紅株式会社は、インドネシアのランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトが、融資契約が締結され着工も開始している事を発表した。

丸紅株式会社は、インドネシアのランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトにたいして、東北電力株式会社らと共同出資した「PT. Supreme Energy Rantau Dedap(SERD)」を通じて参画していた。このプロジェクトに対する融資は、アジア開発銀行・国際協力銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行が協調融資を行うプロジェクトファイナンスにより実施しており、日本の商業銀行の融資には株式会社日本貿易保険の保険を活用している。

ランタウ・デダップ地熱発電プロジェクトは、インドネシア・南スマトラ州において発電容量98.4MWの地熱発電所を建設し、30年間に亘り保守・運転し、インドネシア国有電力会社に対して売電するものである。この地熱発電所建設に対して、高品質な日本製機器を使用する予定であり、高効率な地熱発電所プラントの建設が期待されている。