日・インドネシア首脳会談、ジャワ島北幹線鉄道高速化などを協力

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安倍晋三内閣総理大臣とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、日・インドネシア首脳会談をフィリピンのマニラで12日午後に実施した。この会談には、野上内閣官房副長官やルトノ外務大臣等も同席した。

今回の会談では「インフラ分野の協力」「来年の両国国交樹立60周年における協力」「南シナ海・北朝鮮問題の地域情勢」等に関する意見交換が実施された。

インフラ分野の協力に関しては、ジョコ大統領から、「ジャワ島北幹線鉄道高速化」「パティンバン新港」「スマトラ縦貫高速道路」「MRT」における協力のみではなく、エネルギー分野における協力も引き続き実施していきたい旨が述べられた。安倍総理からは、ジョコ大統領が挙げた協力だけではなく、ジャカルタ下水道整備計画などの協力も迅速かつ緊密に実施していきたい旨が述べられた。また、パティンバン新港整備とガジャマダ大学産学連携施設整備に関して、JICAによる円借款供与の融資が決定した旨も述べられた。

来年の両国国交樹立60周年における協力に関しては、安倍総理は、両国の国交樹立60周年を記念するロゴマークが決定したことにともない来年はハイレベルの相互交流などを通じて最大限盛り上げていきたい旨が述べられた。ジョコ大統領からは、60周年を通じて日本とのインフラ分野のプロジェクトを進展させ記念としたい旨が述べられた。

南シナ海・北朝鮮問題の地域情勢における協力に関しては、両者は今後も緊密に連携していくことで合意した。