JBICが日系自動車部品製造会社のインドネシア進出を支援

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JBIC(株式会社国際協力銀行)は、静岡県に本社を置くユニクラフトナグラ株式会社のインドネシア進出を支援するため、金融面からの支援を実施する事を発表した。

ユニクラフトナグラは、自動車部品等の精密加工品の製造・販売を手掛ける中小企業であり、2012年にインドネシア現地法人「PT. UNICRAFT NAGURA INDONESIA(UCNI)」を設立していた。インドネシアや周辺の東南アジア諸国では経済成長等を背景として自動車部品の需要拡大が見込まれているため、ユニクラフトナグラはUCNIを通じた海外生産拡大を企図していた。JBICはこのユニクラフトナグラの計画は、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものと判断した事により、金融面からの支援を実施する事を決定した。

JBICが行う支援は、浜松信用金庫がユニクラフトナグラへ融資を行う契約において、この融資を対象とする保証契約(2百万米ドル)を締結するものである。この融資により調達された資金は、UCNIがインドネシアの西ジャワ州において実施する自動車部品の製造・販売事業に使用されるものである。