インドネシアで警察を装った詐欺で中国人153人逮捕

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インドネシア警察は、インドネシア国内で国内に在住する中国人・台湾人をターゲットとした詐欺を実施していた中国人153人を逮捕した事を発表した。

この中国人集団は、インターネットを活用して、インドネシア国内に在住し中国・台湾系の金融機関のインドネシア支店の口座を持つ裕福な中国人・台湾人をターゲットとした詐欺を行っていた。詐欺の手口は、インターネットを利用して被害者の情報を収集したうえで、中国・台湾の警察関係者である事を名乗り、被害者に接触していた。被害者には、「あなたが関与している犯罪事件の捜査を進めており、金を振り込んだ場合には解決のための支援を行う。」との旨の説明を行い、金銭を要求していた。

組織内には、犯罪を円滑かつ効率的に行うためのIT専門家もいたとみられている。また、インドネシア当局からの摘発を逃れるためか、インドネシア人を対象とした詐欺は実施されていなかった。この詐欺を繰り返した結果、合計で約450百万ドルを稼いでいた。

逮捕された中国人153人は、全員がインドネシアから退去させられる。インドネシア警察は「私達は、この犯罪を解明させるために、中国の警察とも連携しています。」と発表している。