JBICがインドネシア国営電力会社の日本製設備購入をサポート

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株式会社国際協力銀行(JBIC)は、「インドネシア国営電力会社(PT PLN(Persero))」が日本企業から石炭火力発電所向け設備の購入を行う事を支援するために、必要となる資金101億円と約53百万米ドルを限度とする融資を行う事を発表した。

インドネシアでは、堅実な経済成長と人口増加に伴い急増している電力需要に対応するため、「35ギガワット新規電源開発計画プログラム」を推進している。このプログラムの一つとして、インドネシア国営電力会社はカリマンタン島南カリマンタン州においてKalselteng 2石炭火力発電所(100MW×2基)の建設を進めていた。

Kalselteng 2石炭火力発電所は、日本の総合商社である伊藤忠商事株式会社等より、株式会社IHI製のボイラーや、富士電機株式会社製の蒸気タービン発電機等の設備一式を購入する事を決定した。そのためJBICは、日系企業の国際競争力の向上に貢献するという観点からも、この購入をサポートするため必要となる資金を融資する事を決定した。

今回の融資は、三菱東京UFJ銀行との協調融資により実施される。協調融資の総額は、約169億円と約89百万米ドルとなる。

JBICは、今後も金融面から日本企業の海外事業展開をサポートしていく方針である事を表明している。