サタケがカンボジア商社から受注した精米工場が完成
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食品産業総合機械やプラント設備などの製造販売を行う株式会社サタケは、カンボジアの商社であるプリマリス社(Primalis Corporation)から2015年7月に受注した精米工場が完成した事に伴い、引き渡しを実施した事を発表した。
カンボジアでは、農産業が国の国内総生産の2割ほどを占める主要産業となっており、特にコメは主要な輸出品目である。このカンボジアの商社であるプリマリス社では国内のコメをアフリカやヨーロッパへ輸出していたが、複数の品種や生産地の異なる米を混ぜて市場に合わせたブレンド米を販売する方針を打ち出していた。そのため、初めて自社で精米工場を所有する事が必要となったために、カンボジアにおいて精米工場建設で実績があるサタケに精米工場を発注していた。
サタケでは、精米工場の精米ラインの設計とほぼ全ての機器設備の供給を請け負っており、処理能力が毎時20トン(籾)となる精米工場を昨年の12月16日に竣工していた。この工場では、複数ロットの精米やブレンドをそれぞれ個別に管理できるよう通常の精米工場よりも中間貯蔵タンクが多く、今後はトレーサビリティに対応したサタケの帳票システムの導入も予定されている。
サタケは、今後も培った実績とノウハウを元としてカンボジア市場の深耕を図っていく方針である事を表明している。