SBIと出光がカンボジア人技能実習生向け融資事業を開始
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SBIソーシャルレンディング株式会社と出光クレジット株式会社は、カンボジア人技能実習生向けに融資事業を開始する事を発表した。
日本政府では、開発途上国などを対象として、技術や知識をこれらの国に転移しつつ日本の発展を維持するための「技能実習制度」を実施している。この制度に基づき日本に訪問している人の中には、日本語習得・在留資格・ビザ取得などの渡航準備費用を現地の各機関などから借り入れている人も存在している。これらの中には日本の一般的な金利よりも高い水準で借りている人も多く、安価な金利で借り入れをしたいとの声が挙がっていた。
これらの声を受けてSBIソーシャルレンディングと出光クレジットは、カンボジアから訪日する技能実習生を対象として、共同で融資事業を開始する事を決定した。
出光クレジットが2015年8月にカンボジアに設立した「出光セゾンマイクロファイナンス・カンボジア(Idemitsu Saison Microfinance (Cambodia) Plc.)」は、今年の1月から農業分野を中心とした融資事業や個品割賦事業を開始している。この枠組みに、インターネット上で個人投資家から資金を募るソーシャルレンディング事業のノウハウを持っているSBIソーシャルレンディングが協力し、カンボジア人技能実習生向けに資金を貸与していく。