日・カンボジア首脳会談、日系企業のカンボジアへの投資を希望
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日本政府は安倍晋三総理大臣とカンボジアのフン・セン首相が16日に日・カンボジア首脳会談を実施した事を発表した。
二国間の協力関係に関して安倍総理から、日本の支援で建設されたつばさ橋の開通や産業人材の育成や選挙改革支援を通じてカンボジアの経済成長を支援している旨が伝えられた。フンセン首相からは、日本政府の今までの援助に感謝の意を述べるとともに、今後も両国関係を強化していく方針である事が述べられた。
経済協力に関しては安倍総理から、日本政府は質の高いインフラ輸出を今後も続けていく事や日本の北九州市とプノンペンが姉妹都市関係を締結した事を例に挙げ、今後も協力を進めていく旨が述べられた。フンセン首相からは、日本からの投資が年々増加しており、今後も更なる投資を希望しているために日本企業からの投資を促進して欲しい旨が述べられた。
南シナ海問題に関しては安倍総理から、フィリピン政府がハーグ仲裁裁判所に提訴した結果が出た事を例に挙げ中国政府は法の支配に従うべきであるという認識が示された。フン・セン首相からは、中国政府と他国との紛争は平和的に解決されるべきである、との認識が述べられるにとどまった。これは既に中国政府とカンボジア政府では話し合いが行われており、カンボジアは中国を支持する約束が取り付けられていたためである。