カンボジアで日本代表サッカーW杯予選が開催
サッカーのW杯アジア2次予選グループEにおいて、日本対カンボジア戦がカンボジアのオリンピックスタジアで(Olympic Stadium)11月17日に開催される。この試合を観戦するため日本からカンボジアに多数のサポーターなどが渡航してくるとみられるが、このサポーターなどを対象としたスリ・置き引きなどの犯罪が発生する可能性があるとして、在カンボジア日本国大使館は注意喚起を行っている。
この注意喚起によると、試合が開催されるプノンペン都内にあるオリンピックスタジアでは、試合当日は会場周辺に大勢のサポーターが集結し混雑することが予想されている。そのため、試合前後は地方や国外からのサポーターを加えた大勢の人がプノンペンに滞在することで、飲酒や賭博が盛んとなり、強盗、侵入窃盗、スリ、ひったくり、酔った上での喧嘩や発砲事件等の各種犯罪が増加する可能性が高くなる。そのため、サポーターの人々は以下の対策などを実施して、自己防衛に気を付けるよう呼びかけている。
○ 出来る限り手荷物を持たないようにし、可能な限り両手を自由にしておく。
○ やむを得ずバッグ等を所持する場合は、高価なバッグ等は避けて、バッグの中には高価なものは入れない。
○ バッグは肩に掛けているとひったくられやすく、また、タスキ掛けにした場合は取られにくい反面、強奪された際、負傷する可能性が高いことを認識する。
○ 会場から滞在先の移動は、タクシーを使用するようにし、夜間徒歩による外出はできる限り避け、日中でも徒歩による移動は極力控える。やむを得ずトゥクトゥクに乗車する場合は、ひったくり防止網がついているトゥクトゥクを選び、乗車中もひったくりに気を付け、運転手が指示した方向へ向かっている監視しておく。
○ 女装した男性や子供による抱きつきすりも報告されていることから、近付いてくる女性や子供を安易に受け入れない。
○ 席を離れる時は貴重品やバッグをその場に置かないで持ち歩く。
○ バッグを隣のイス等に置いた場合、置き引きの危険性があるため、膝の上に置く又は試合中もタスキ掛けにしたままにして身から離さないようにする。