カンボジアはベトナムとの国境問題により、正確な地図を使用するよう求める

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ベトナムとカンボジアでは、今年の7月に両国の国境線付近で乱闘事件が発生したことに伴い、両国の国境線を明確にするための話し合いを進めている。このカンボジア政府では、国境線の策定に関して自国が不利となることが無いように、国際連合が定めた地図以外を使用する人および団体に関しては、法的処置を実施する方針であることを地元メディアが報じた。

この報道によるとカンボジアのフン・セン首相は、今回の国境問題においてカンボジアの本来の主権を明確にし自国の利益を守るために、今回の方針を決定した。首相が懸念している問題は、国内の野党が与党を批判するために偽物の国境線で作成されている地図を使用する、もしくは人々を扇動するために偽物の地図を使用するなどが想定されているため、事前に偽物の地図を使用させないために、この様な対策を実施することを宣言することとなった。

ベトナム政府側も、この国境問題を悪化させないために自国民に向けてデモ・暴動などを実施しないように呼びかけており、両国とも国内野党などによる扇動を防ぐ対策に追われている状況である。