カンボジアはミラノ国際博覧会2015への準備を開始
国際博覧会とは博覧会国際事務局(International Exhibitions Bureau)の承認のもと定期的に開催されている国際的な博覧会であり、2015年の国際博覧会はイタリアのミラノで開催される。このミラノ国際博覧会2015にカンボジア政府は参加するため、商業省が中心となり準備を実施していることをカンボジア政府は発表した。
ミラノ国際博覧会2015は、今年の5月1日から10月31日の合計184日の間開催され、148カ国・地域(2015年1月現在)が参加する予定である。今回のテーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」である。
カンボジアのスン・チャントール(SunChanthol)商業大臣はこの万博を成功させるために、2つの指示を職員に出している。
1つ目は、カンボジアのパビリオンを適切に建設する会社およびミラノまでに確実に展示品などの輸送を行う会社を選定することを命じた。これは、展示会などに資材・展示品などを輸送する際には、輸送先の国毎に実施する検査(食品衛生法に基づく検査など)が異なり、これに熟知していない会社の場合には検査に手間取り、開催日までに展示品などが届かないなどのトラブルが発生する可能性があるため、このトラブルを防ぐためにこの指示を出したとみられている。
2つ目は、博覧会への参加を成功させるために職員は一致団結して積極的にこの万博の準備に取り組む事を要望した。
日本政府もこの2015年のミラノ国際博覧会に「Harmonious Diversity - 共存する多様性- 」のテーマで参加する。敷地面積は参加国として最大規模の約4,170平方メートルである。芸能人のきゃりーぱみゅぱみゅさんやさかなクンなども日本館サポーターとして参加することが決定しており、官民一体となって成功を目指している。