カンボジアの若手政治関係者が日本の民主主義を学ぶため来日
河野外相は、カンボジアの若手政治関係者10人が日本の複数政党制民主主義を学ぶために、3月13日から20日までの日程で来日することを発表した。
3月12日に実施された河野外務大臣会見の際に、河野外相は「カンボジアの若手政治関係者10名が、3月13日から20日までの日程で日本の招へいにより訪日いたします。これは昨年12月に行った第1回に続く、第2回の招へいとなります。日本としてカンボジアの民主国家としての発展を後押しするために、カンボジアの将来を担う世代に、日本の複数政党制民主主義について学んでいただくべく実施してきているもので、一行の中には与党人民党・旧救国党・その他の野党からの参加者が含まれます。」との旨を述べた。
この発言にたいして記者から「12月に第一弾となるカンボジアの若手政治家の訪日事業が行われましたが、1回やってみての成果と課題として認識されていることなどをお聞かせ頂けますでしょうか。」との旨の質問が行われた。
この質問にたいして河野外相は「こうした民主主義ですとか法の支配といったことに関する招へい事業のような支援は、日本ならではのものだというふうに思っておりますので積極的にこうした対応は行っていきたいと思っております。第1回目の事業では、与党人民党と野党の旧救国党の方々が日本国内で時間を過ごすにしたがってお互い打ち解けてカンボジア国内では話もできなかったものが、かなりお互い意思疎通ができるようになったということを聞いております。」との旨の回答を行った。
カンボジアの若手政治関係者の一団は3月13日に来日し、オリエンテーション・有識者による講義・外務省訪問を行い、14日に衆議院見学・日カンボジア友好議連表敬、15日に台東区選挙管理委員会からの説明、15日から17日に宮城県訪問(防災・植林関連)、18日に最高裁見学・カンボジア和平関係者との面会、19日に都内視察・成果報告会、20日に離日する予定である。