JICAがカンボジアの物流システム改善を支援

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独立行政法人のJICA(国際協力機構)は、カンボジアの産業競争力強化などを図る事を目的として、カンボジア政府に対して物流システムを改善させる支援を実施する事を発表した。

カンボジアは、勤勉かつ安価な労働力を生かし、メコン地域の中央に位置している事による立地特性をいかして、堅実な経済成長を続けている。現在ではグローバル・サプライチェーンが拡大しているため、カンボジア政府は南部経済回廊やシハヌークビル港等のインフラの拡張整備を進めている。しかしながら、物流システムの近代化・効率化などが遅れている事により、早急な改善が喫緊の課題となっていた。そのためJICAは、この分野で官民が連携し物流システムを改善させるための支援を実施する事を決定した。

この支援プロジェクトは、『物流システム改善プロジェクト』として、2018年3月から2023年2月の期間にかけて実施される。具体的に実施していく支援内容は、物流M/Pの策定及び実施枠組みの整備、優先事業の実施、評価・モニタリング体制の構築などを行っていく予定である。