カシューナッツの輸出が順調に伸びるカンボジア

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カンボジアの主要産業は農業であり主要産物は米であるが、近年ではカシューナッツの生産・輸出に力をいれている。カンボジア政府の発表によると、カシューナッツの輸出額は今年の上半期では250万ドルにものぼり、前年と比べると約200%の伸び率となっている。

カンボジアで生産したカシューナッツは国内市場での需要が少なく、また国内に処理工場が無いことも関係して、処理工場が多数あるベトナムとインドに輸出している。この輸出されたカシューナッツは処理工場において加工され、第三国へ輸出されている。カンボジア政府は他国工場で処理される現在のビジネスモデルを改善しようと考え、2012年頃からインドなどへカンボジア国内に処理工場を建設するよう要望を伝えていたが、まだ建設が進んでいない現状である。また、カシューナッツ栽培の歴史は米栽培に比べるとまだ浅く、農家の生産技術はまだ低く改善の余地があると言われている。

生産技術が低いという問題点はあるが、カシューナッツは他の作物に比べると干ばつに強く保管もきくことから生産が容易に行え、カシューナッツ自体の輸出単価も向上していることからも、カンボジアのカシューナッツの輸出は増えそうだ。