ブルネイはビジョン2035まで20年を切る

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ブルネイのハサナル・ボルキア国王は昨年の12月31日に、ブルネイ・ビジョン2035(Vision of Brunei 2035)の進捗状況および国がおかれている状況について国民へ説明を実施した。ブルネイ・ビジョン2035とは、2007年に策定した長期計画で、ブルネイの教育水準および生活水準などを向上させることを目的としている。

ボルキア国王の説明で重要な箇所を以下にまとめた。

【ブルネイ・ヴィジョン2035】
期限まで20年を切っており、ビジョン2035の達成を確実にするために新しいリーダーを追加する。

【経済政策】
国内産業は石油や天然ガスなどの天然資源に依存しているため他の産業の育成を図る。
国内の起業家を支援するための施策を実施する。
中小企業への優遇措置を実施する。
アセアン経済共同体が設立された際には有効活用していく。

【子供の教育】
義務教育は学力向上および規律を守る力が向上するため、教育省主導の元に教育を更に強化する。
ライフスタイルの多様化に伴い肥満が広がっているため、これらの悪影響を防ぐために食生活の改善などを周囲が一丸となって実施する必要がある。

【犯罪】
近年では強盗や殺人などの犯罪が増えているため、警察当局などと連携し犯罪を減らしていく。