日・ブルネイ外相会談、経済・防衛協力深化を期待

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ブルネイに訪問した河野太郎外務大臣は、ブルネイのエルワン第二外務貿易大臣との間で日・ブルネイ外相会談を11日に実施した。

会談で河野大臣は、今年は日本とASEANの友好協力45周年となるため、アセアンにおける対日調整国であるブルネイとの連携を深めて幅広く協力を強化していきたい旨を述べた。二国間関係に関しては、LNG貿易とエネルギー分野を中心とする日本企業の投資を基調とする日ブルネイ関係を更に進展させるために、ブルネイの経済多角化への技術協力等を通じた協力や防衛交流・協力が進んでいく事への期待が述べられた。また、日本政府が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」に関する説明も行った。なお、この会談にはハルビ第二国防大臣も同席していた。

河野外務大臣は、ムアラ港に寄港中の海上自衛隊外洋練習航海部隊への訪問も実施した。河野外相はムアラ港を視察したうえで、この港に寄港している海上自衛隊外洋練習航海部隊の視察も実施した。護衛艦「やまぎり」での挨拶では「日本政府は『自由で開かれたインド太平洋戦略』を推進しています。海上自衛隊の皆様が世界の海を航海して各国の港を親善訪問していく事は、いかなる国も分け隔てのない自由で開かれたインド太平洋の実現にとって極めて重要な意味を持っております。」と激励を行った。