ブルネイは国際監視団(IMT)内でハリラヤを実施
このページの所要時間: 約 1分2秒
ブルネイでは先月にラマダンが明け(2014年7月28日)、全国のモスクなどでハリラヤを実施していたが、国際監視団においても組織内の連携を円滑にするため、ハリラヤを実施したことを8月3日にブルネイ国防省は発表した。
国際監視団(International Monitoring Team)とは、フィリピン政府及びモロ・イスラム解放戦線との停戦合意を受けて、2004年にマレーシア、ブルネイ、リビアなどの国から合計60名で結成された停戦監視活動を行っている団体である。IMTには日本政府からも社会経済開発部門へ専門家を派遣している。様々な国から要員が派遣されており、イスラム教徒やキリスト教徒などの生活習慣が異なる人が集まっていることからも、組織内の連携を円滑にするため、イスラム教徒のイベントであるハリラヤを実施した。今回行われたハリラヤでは、IMT関係者に牛肉や米を使用したマレー料理を振る舞い、組織内の交流を深めていた。
日本においてはイスラム教関係のイベントは身近で行われていないが、近年ではハロウィンなどの様々なイベントが日本においても行われているため、日本においてもハリラヤなどのイベントも実施される日がくるかもしれない。