ドゥテルテ大統領とプラユット首相が会談
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タイ政府とフィリピン政府は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領とプラユット・チャンオチャ首相が21日に会談し、両国関係を強化し南シナ海問題は航行の自由が守られたうえで平和的に解決されるべきであるとの認識で一致した事を発表した。
フィリピンのドゥテルテ大統領は、タイ政府からの招聘を受けて訪問しており、プラユット首相等とのタイ政府高官との会談を実施した。両首脳は、タイとフィリピン間における今までの友好関係に感謝するとともに、今後も更に国交を深化させていく事で合意した。両国間には協力を拡大させる余地がまだあるとして、食料安全保障・エネルギー・教育・農業・科学・貿易・デジタルサービス等に関しては、更なる協力を進めていく事で合意した。
フィリピン政府が中国政府と争っている南シナ海問題に関しては、中国政府を名指しで批判しなかったものの、南シナ海は全ての国の航行の自由が守られるべきであり、法的拘束力のある行動規範を策定したうえで平和的に解決されるべきであるとの認識で一致した。