ベトナムとカンボジアは早期の国境問題解決で合意
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ベトナム政府とカンボジア政府は、「第15回ベトナム・カンボジア合同委員会」を3月15日に開催し、今後も両国間の国交を深化させるとともに未解決である両国間の国境問題を早期に解決していく事に合意した事を発表した。
ベトナム政府とカンボジア政府は、両国間における幅広い分野における協議等を実施するために「ベトナム・カンボジア合同委員会」を定期的に開催しており、第15回となる会議が開催された。今回の会議には両国の外務大臣や関係する政府高官が参加した。
会議では、第14回目の会議の際に合意していた協力内容に関する見直しを実施した後に、今後の協力内容に関する協議を実施した。その結果、農業・林業・水産・観光・エネルギー・石油・ガス・教育・投資・経済・防衛・貿易等の幅広い分野における協力を加速させていく事で合意した。両国間における重要な未解決事項である領土問題に関しては、今後も平和的な解決を進めていき、陸上における国境を早期に確定させていくという事で合意した。また、この問題を解決させるとともに、ベトナム・カンボジア戦争の際に死亡したベトナム兵の遺骨収集を連携していく事にも合意した。第16回目の会議は、2018年にベトナム側にて実施する予定である。
ベトナム政府は、南シナ海の領有権問題で中国政府と争い泥沼化しているため、他の国との国境問題を早期に解決していく方針である。