日本はASEANとテロ対策を共同で実施

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日本政府とASEAN加盟国との間でテロ対策を共同で実施するための対話「第10回日・ASEANテロ対策対話」がマレーシアの首都クアラルンプールで2月27日・28日に開催される。

日本政府は、国際的に活動を進めるテロ組織に対策する活動の一環として、アセアン各国との間でテロ対策を共同で実施するための対話「日・ASEANテロ対策対話」を2006年6月から開催している。この対話は、日・ASEAN首脳会議(2005年12月開催)における合意により定期的に開催されており、アセアン地域におけるテロ情勢に関して率直な意見交換を行うことを目的としてほぼ毎年開催されていた。ASEAN首脳会議で採択した共同宣言「ASEAN 2025」においてもアセアン加盟国はテロ対策を共同で実施している方針を掲げている事もあり、日本政府はこれらのテロ対策を日・ASEAN統合基金(JAIF)を活用して支援している。

この対話は今までに9回開催されていたが、更なる協力を進めるために第10回目となる対話が今回開催されることとなった。今回の対話には、日本政府からはASEAN代表部公使参事官が参加し、ASEAN側からはマレーシア内務省国際局長やASEAN各国政府やASEAN事務局から関係者が参加する。対話では、日本政府からは日本のテロ対策や暴力的過激主義対策等の取組に関して紹介する予定である。