ベトナムがシンガポールと軍事交流強化、南シナ海問題を睨み

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ベトナム国防省は、シンガポール海軍のエンデュアランス艦艇がベトナムのカインホア省のカムラン国際港に寄港した事を発表した。

今回の寄港は、ベトナム軍とシンガポール軍との軍事交流を図る一環として実施された。シンガポール海軍のエンデュアランス艦艇には180人の乗組員がおり、この乗組員達は21日までカインホア省に滞在し、ベトナム軍とのスポーツ交流や相互に艦艇を見学するなどの交流を行う。また、シンガポール軍はベトナム軍司令部や海兵学校などへの表敬訪問も実施する予定。シンガポール軍は昨年にもカムラン港に寄港しており、今回が2回目の訪問となる。

ベトナム政府は、南シナ海問題で中国政府と争っているために、近隣諸国との軍事交流を積極的に実施している。シンガポール政府とも海軍を中心とした交流を実施する事に合意しているため、今回の寄港が行われる事となった。中部のカムラン港は南シナ海に面しているため、国防上の意味合いからは非常に重要な港となっている。そのため中国政府をけん制する意味合いからも、日本やアメリカなどに対して艦艇をカムラン港に寄港するよう要請しており、様々な国の艦艇がカムラン港に寄港している。