自由で開かれたインド・太平洋を維持する事が重要、ARF会合

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日本の外務省は、アセアン加盟国などが参加するASEAN地域フォーラム(ARF)において、海上における安全保障等を話し合う定期会合を2月8日に東京で実施した事を発表した。

日本政府は、アジア太平洋地域における安全と政治に関する対話を行う事を目的として、1994年から開始されたASEAN地域フォーラム(ARF)に参加している。このフォーラムはアセアン加盟国を中核としており、現在では26カ国と欧州連合(EU)が加盟している。このフォーラムの下部組織として、海上安全保障に関する会合(Inter Sessional Meeting on Maritime Security)が定期的に開催されており、第9回目となる会合が8日に開催された。

第9回目となる会合では、日本・アメリカ・フィリピンが共同議長を務め、ARFメンバーの政府関係者等が参加した。会合では、海上安全保障・協力方法や海上安全保障に関する議論が実施された。日本政府からは、国際社会にとって自由で開かれた安定した海洋を確保する事は必要不可欠であるため、自由で開かれたインド・太平洋を維持する事が重要であるとの旨が述べられた。また、自由で開かれた海洋を守るためには、国連海洋法条約を含む国際法を遵守する事が重要である事を述べた。