米は南シナ海問題に関する歴史認識を勉強し直すべき、中国外相
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中国の王毅外相は、アメリカ政府が南シナ海問題で中国政府を批判している事に対して、アメリカ政府も関与したカイロ宣言とポツダム宣言においては日本が統治していた領土を返還する事が規定されており、この規定には南沙諸島(スプラトリー諸島)も含まれていると述べ、アメリカ政府は過去の歴史を再度確認するように要求した。
中国の王毅外相はオーストラリアへ訪問しており、ビショップ外相との会談後の記者会見の際に南シナ海問題に触れ「私は友人であるアメリカ政府に提案したい。第二次世界大戦の歴史を勉強し直して欲しい。第二次世界大戦に勝利した中国は、日本から南シナ海を含む領土を返還されるとカイロ宣言とポツダム宣言において規定されている。1946年以降から、中国政府はこの規定通りに中国の領土を回復するための権利を行使しはじめました。その後は、他国が南シナ海を違法な手段で占領しはじめており、これが紛争の元となっている。このような前提があるうえで、中国政府は紛争当事国との間で話し合いにより平和的な解決を目指しているのである。この方針は、今後も変わる事がありません。また、中国政府はASEAN加盟国と共同で努力しているため、南シナ海地域の状況が安定してきています。域外の国々は、この問題に介入すべきではありません。」と述べていた。