来週のイスラム教祝日(犠牲祭)にはテロ警戒が必要

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9月12日から15日頃までの間は、イスラム教を信仰する人達にとっての祝日となる「犠牲祭」になる。この期間はテロが発生する可能性が高いとして、日本の外務省や各地の日本大使館などでは注意を呼び掛けている。

イスラム教を信仰する人々にとっての犠牲祭(イード・アル=アドハー、クルバン、タバスキ)とは、イスラム教徒によるサウジアラビアの聖地メッカへの大巡礼が終わりを迎えるイスラム暦(ヒジュラ暦)の12月10日から4日程度にわたって実施される記念日である。この期間は、イスラム教を国教とする国では祝日となり、それ以外の国や地域においてもイスラム教徒の人々は休日をとり犠牲祭を祝っている。この犠牲祭では、人々は神からの授かりものとして山羊・牛・羊などを屠り、貧しい人々と分け合っている。

現時点ではイスラム過激派などからの明確な犯行予告声明などは発表されていない。しかし外務省およびに各地の大使館では、ISILなどの脅威が変わらずに存在しているため、念のためにテロに警戒するように呼び掛けている。