国際法模擬裁判「2016年アジア・カップ」が開催、中国らが参加
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日本の外務省は、国際法模擬裁判「2016年アジア・カップ」を8月23日から24日の日程で開催する事を発表した。
この国際法模擬裁判「アジア・カップ」は、国際法学会と外務省の共催で実施される。この模擬裁判は1999年から毎年日本で開催されているものであり、アジア地域の学生を対象としている。架空の国家間の係争を題材とし参加チームが原告側と被告側に分かれ、様々な観点からの弁論を行い、弁論の優劣を競うものである。
今年の大会で18回目を迎え、今年はASEAN地域からはインドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシアの6カ国が参加し、他の地域からはネパール・中国・韓国・インドの4カ国が参加し、日本を含めた合計11カ国が参加する。これらの国からは学生の代表チームが参加し、「海洋保護区の設置の合法性」をテーマとして模擬裁判を2日間にわたり実施する予定。24日の決勝が終了した後にはレセプションと表彰式が開催され、優勝チームには外務大臣賞が授与される。
昨年度に実施されたアジア・カップ2015では、「海洋における資源探査」がテーマとして設定されており、マレーシアのチームが優勝している。