ベトナムとインドネシアは対中で協力、南シナ海問題

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ベトナム政府は、インドネシアのリャミザルド・リャクドゥ国防大臣(Ryamizard Ryacudu)をベトナムに招待し、ベトナム・インドネシア国防大臣会談を8月8日に実施した事を発表した。

ベトナム政府はインドネシア政府との防衛協力を強化するために、インドネシアのリャミザルド国防大臣を7日から9日の日程で招待していた。招待に応じたリャミザルド国防大臣とベトナムのゴ・スアン・リック国防大臣は、8日にベトナム・インドネシア国防大臣会談を実施した。

両者は、両国の防衛協力を強化する方策について話し合いを行い、防衛に関する教育・訓練を共同で実施し、人道的支援や救難救助も共同で推進していく事に合意した。ベトナム政府からは、中国政府が強硬的に開発を進める南シナ海問題に関しては、インドネシア政府が中国政府を批判する立場をとっている事を称賛した。またASEANにおけるインドネシア政府の立場は重要であり、今後もベトナム政府と協調して対中の立場を貫く事を期待している事が伝えられた。

両者は今後も防衛協力を進めるために、定期的な会合を設けることと、南シナ海問題に関しては共同で対応していく事で同意した。