ベトナム首相とラオス副首相が会談、南シナ海での協力を取付へ
このページの所要時間: 約 1分8秒
ベトナム政府は、ベトナムのグエン・スアン・フック首相がラオスのソムディ・ドアンディ副首相兼財務大臣との会談を実施した事を発表した。ベトナム政府は、南シナ海問題で中国寄りの姿勢を見せているラオスを引きはがすために各種支援を行う事となった。
会談でフック首相は、ベトナムとラオスの友好関係に感謝の意を述べるとともに、今後の友好関係を強化するためにラオスの経済発展をサポートしていく用意がある事を伝えた。また、二国間の貿易を促進させ、共同で成長が可能性な協力プロジェクトを実施していく事が提案された。今後も政府高官の交流を活発化させ、あらゆる分野における協力と交流を深めていきたい旨が述べられた。ラオスのソムディ・ドアンディ副首相はベトナムのブオン・ディン・フエ副首相とも会談を実施しており、金融政策分野における協力方法についての話し合いも実施していた。
ベトナム政府は南シナ海の領有権問題で中国政府と争っており、ラオス政府とカンボジア政府は南シナ海問題に関しては中国寄りの姿勢を見せていた。ベトナム政府は、カンボジア政府との関係は円満であるとは言えない状況であるが、ラオス政府とは友好関係を保っている状況である。そのためラオス政府を対象として経済支援と協力を進める代わりに、現在の中国寄りの姿勢を改善させる狙いがあると見られている。