中国はアフリカサミット開催、南シナ海問題で多数の支持獲得
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中国政府は、中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)ヨハネスブルクサミット成果実施協調人会議を北京で7月29日に開催し、南シナ海問題においては多数の中国支持を獲得した事を発表した。
中国政府は昨年の12月に南アフリカのヨハネスブルクで開催された中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)において、アフリカへの支援を強化するため600億ドルの資金を拠出する事を表明していた。また、アフリカに対する10大協力計画を発表するとともに、アフリカの工業・農業・インフラなどを近代化させる支援を実施していく事を約束していた。この会議のフォローアップとして、今回の会議が実施される事となった。
王毅外相は記者団に対して「今回の会議にはアフリカ地域から合計で100人以上が参加し、中国政府とアフリカ間における信頼関係が更に強化される事となりました。これは昨年の12月に実施したサミットにおいて、中国政府がアフリカへの支援を強化する事を表明したことが、アフリカ諸国からの予想を超える支持を獲得したためであったと思われます。中国政府とアフリカ諸国における協力は今後も強化されていきますが、今後も更なる新しい協力関係を模索していきます。また南シナ海問題においては、アフリカ諸国の大多数が中国政府の見解と立場へ理解を示し、中国政府を支持する事を表明してくれました。」との旨の見解を述べた。