中国は南シナ海の埋立は軍事目的ではないと千回でも言い続けると表明
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中国外務省は、中国政府が南シナ海の埋め立て地で実施している開発は、軍事目的での開発を実施しているわけではなく、民間目的で開発しているのである、この事実は千回でも言い続ける、と見解を明らかにした。
中国政府は、南シナ海における領有権問題をベトナム政府・フィリピン政府と争っているが、係争中の地であるにも関わらず両政府からの承認を得ずに埋め立てを行っており、両政府は反発を強めていた。中国政府は、この埋め立て地は平和利用する目的であり、軍事目的には使用せずに民間施設のみを建設していると表明していたが、アメリカ政府が軍事衛星の画像などから、この地にミサイルやレーダーなどの軍事施設も建設していることを確認していた。そのためアメリカ政府は、中国政府のこの活動を、南シナ海の平和を乱す行為として、強く批判する声明を発表していた。
中国外務省で開催された26日の定例記者会見において、記者からアメリカ政府が中国政府を批判する旨の声明を発表していることに対する中国政府からのコメントを求めた際に、外務省の報道官は「アメリカ政府は、中国政府が南シナ海で実施している埋め立て地において、軍事施設を建設していると述べているが、これは明らかな間違いです。間違いをいくら言っても、それは真実とはなりません。事実は事実です。千回でも繰り返し言います。アメリカ政府は、南シナ海の緊張を高める軍事活動を即時に停止させるべきです。」との見解を明らかにした。