日本は東ティモールの交通インフラ整備を支援

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日本政府は、東ティモールの首都ディリ周辺の市街地における交通インフラ整備を支援することを決定した。この支援は無償資金協力「コモロ川上流新橋建設計画」(供与限度額:26億500万円)として実施される。

東ティモールでは人口が堅実に増加しており、30年後には倍増するとみられているが、首都周辺に人口が集中しつつある。現在は、全人口の2割が首都に集まっており、今後も周辺地域に集中するとみられているため、この地域における道路および新しい橋を建設することにより、市内の交通の分散化による渋滞の軽減を図る。また、緊急時における既存の橋の代替を確保する狙いもあり、東ティモールの経済活動の活性化に寄与するものである。

東ティモールは現在はまだASEANに加盟していないが、当初は2007年頃の加盟を目標として準備を進めていた。現状の状況は、東ティモール国内におけるアセアンに加盟するために必要な法整備などの仕組みの構築はほぼ完了しており、アセアン各国において東ティモールを受け入れるための準備を進めている状況である。

【東ティモールの基本情報】
面積:約1万4,900平方キロメートル(日本の東京・千葉・埼玉・神奈川の合計面積とほぼ同じ大きさ)
人口:121万2,000人
人口1人当たりの国民総所得(GNI):3,120米ドル