中国・アセアンエキスポが開催

このページの所要時間: 123

9月18日から21日の日程で第12回中国・アセアンエキスポ(12th China-ASEAN Expo(CAEXPO))が、中国の広西チワン族自治区において開催された。このエキスポには、韓国もスペシャルゲスト国として参加した。

CAEXPO事務局からの発表によると、このエキスポは中国政府とアセアン10か国(インドネシア、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、ラオス、タイ、フィリピン、シンガポール、カンボジア、ブルネイ)の関係を貿易・投資・技術などの面を中心として強化するために定期的に開催されているイベントである。また、中国政府の「シルクロード経済圏構想」を実現させるために、ASEAN諸国からの協力を得ることも目的としている。

今回のエキスポは21日のみが一般公開日となり、大勢の人々が訪れた。今回のテーマは「海洋協力」を掲げており、関連する5つのパビリオン「商品貿易」「サービス貿易」「投資協力」「先端技術」「都市」が設けられた。

アセアン各国からは多数の政府高官がこのエキスポに参加しており、特にタイ政府からは副首相などの政府要人が参加した。参加したタイ政府高官からは、ASEANにとって中国は大切な貿易相手国であることからも、中国とアセアン間の自由貿易協定(ACFTA)および地域包括的経済連携(RCEP)などをアップグレードすることを検討していることが発表された。

次回の第13回中国・ASEAN博覧会は、2016年9月頃に開催される予定である。次回は協力範囲を拡大するため、観光、文化、林業、インフラなどの新しい展示スペースが追加される予定である。