日本はASEANの海上の安全保障を支援

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日本の外務省は、ASEANの海上の安全保障および協力方法などについて話し合われる「第4回ASEAN海洋フォーラム拡大会合」に参加したことを発表した。この会議はインドネシアのマナドで9月10日に開催され、日本からは外務省海上安全保障政策室長などの関係者が参加した。

ASEAN諸国の間では海洋を隔てて接している国も多いため、海洋における協力方法および安全保障などの面で、当事者同士のみの話し合いでは円満に解決出来ないこと等から、地域全体で話し合いおよび調整の場を持つ事が必要と考えられていた。そのため2011年11月の東アジア首脳会議(EAS)において、日本政府の主導の元により、ASEAN各国での海洋における協力方法を模索するためのフォーラムを実施していくことが決定した。

今回のフォーラムでは、ASEAN地域における海洋協力の進展および地域における海洋安全保障上の課題などについて話し合われ、このフォーラムの今後の方向性を決める事などに関しても活発な議論が行われた。今後の方向性について話し合われたセッションでは、日本からは、日本の海における法の支配を重視する方針および今までの貢献を含めた内容についてプレゼンテーションを実施した。

参加した国からは、今後もこのフォーラムをASEAN地域における海洋問題と海洋協力について戦略的かつ俯瞰的に議論できる場として強化していくべきとの方向性が示され、来年以降もEAMFを開催するべく調整していくことが決定した。