日本とASEANはスポーツを通じて関係を深める

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日本政府は依然からASEAN地域との経済的な関係が深いが、近年では人的・文化的交流も積極的に強化している。このASEAN地域のスポーツ分野での関係を強化することなどを目的として、マレーシアの首都クアラルンプールにおいて開催されているASEANスポーツ大臣会合に日本の文部科学大臣の下村博文氏が出席し、初の日・ASEAN非公式スポーツ大臣会合を8月13日に開催したことを発表した。

この会合で下村大臣は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後スポーツ分野でもASEANとの協力関係を一層進めるために、2017年に日ASEANスポーツ大臣会合を正式に開催したい意向を説明した。また、2016年10月に日本の京都と東京で開催予定のスポーツ・文化・ワールドフォーラムにASEAN各国の大臣を招待したい旨の意向も説明した。このフォーラムは、スポーツや文化による国際貢献や有形・無形のレガシー等について議論、情報発信することなどを目的とした国際会議である。

会合に参加したアセアン各国からは、日本のASEAN地域におけるスポーツ分野での今までの協力に謝意が表明されるとともに、下村大臣の新たな提案を歓迎し、その実施に対する期待が表明された。