東芝はASEAN地域のテレビ事業を第三者へブランド供与

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株式会社東芝および東芝ライフスタイル株式会社は、東芝グループの海外テレビ事業の構造改革として、アセアン地域のテレビ事業の展開に関しては、第三者へのブランド供与を行う方針であり、現在はこの交渉を進めていることを発表した。欧州地区への展開に関しては、台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)の大手コンパル社(Compal Electronics,Inc.)への東芝ブランド供与へ移行することを決定した。これにより、東芝グループの海外テレビ事業はライセンス事業となる。

東芝グループでは、今年の1月29日に「海外テレビ事業の構造改革について」の発表において、映像事業を抜本的に見直した結果、北米地域においては自社開発・販売を終息し、台湾コンパル社への東芝ブランド供与することを発表していた。他の地域の海外テレビ事業に関しても、自社開発・販売を終息し、第三者への東芝ブランドを供与する方針であることを明らかにしていた。

東芝グループは、日本国内のテレビ市場向けには従来どおりに自社開発および販売を継続し、顧客価値の高い商品を創出することで、今後も事業の安定的黒字化を目指していく方針であることを表明している。