ASEANはデング熱対策を共同で実施

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日本では昨年の8月にデング熱感染者が発生し、国内で屋外イベント中止が相次ぐなどの混乱におちいっていた。アセアン地域では気候の問題もあり、蚊が大量発生する地域が多く、特にマレーシアなどではデング熱の感染者が年々増加し死亡する人も増加している。そのため、ASEAN地域ではデング熱対策は共同の問題と認識し、デング熱の予防・治療対策を共同で実施している。この活動の一環として、14日・15日にラオスのビエンチャンで、第5回ASEANデング日(5th ASEAN Dengue Day)が開催された。

アセアン地域の貧困層の農村などにおいては、デング熱に対する知識が無いため、蚊を発生させないなどの基本的な予防方法を行わない地域が多数存在していた。これらの地域への対策として、アセアン加盟国では、デング熱の基本的な知識および予防対策の情報共有を行い、また農村部などへの啓蒙活動も共同で実施している。

このアセアンデング日を開催するホスト国は、アセアン加盟国を順番にローテーションして実施されており、2010年はシンガポール、2011年はインドネシア、2012年はミャンマー、2013年はベトナム、2014年はフィリピンで実施されていた。