AEC(ASEAN経済共同体)に備えて英語教育を進めるアセアン各国

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2015年末にAEC(ASEAN経済共同体)の設立が予定されており、設立後にはアセアン領域内で各国間での人の入出国が活発化されるとみられている。各国では母国語が異なるため、共通の言葉は英語が主流となるとみられていることからも、各国では政府機関および民間機関での英語教育に力を入れ始めている。

ラオスではAEC設立後の2016年にアセアン議長国を務める事もあり、他国との調整のために公務員においても英語力が必要となる可能性が高いため、今年の夏ごろから公務員向けに英語のトレーニング講座を実施している。
タイでは外国人と接触することが多くなるタクシー運転手向けに、職業開発局がラジオでの英語の教育サービスを提供している。
アセアン各国の大学では、就職する際に英語力が今まで以上に重視されると予測しているために、英語教育に力を入れ始めている。

シンガポールやマレーシアやフィリピンでは、他国と比べて英語力が高いとされていることもあり急な動きはみられないが、他の国はAEC設立までに向けて急ピッチで英語学習を進めている状況である。