アセアン議長国はミャンマーからマレーシアに委譲
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2014年のアセアン議長国はミャンマーが務めていたが、任期が完了したことに伴い、議長国の引き渡し式典を実施しアセアン議長国をマレーシアに委譲したことを12月11日にアセアン事務局は発表した。アセアン議長国はアセアン加盟国が順に議長を務めているが、ミャンマーは今年が初めての議長国であった。
ミャンマーは当初2006年にアセアン議長国を務める予定であったが、欧米諸国などから民主化が進んでいないために議長国を務めることに反対されたため辞退しており、今年が初めての議長国であった。
ASEAN事務局の総長などは、ミャンマーは適切にリーダーシップを発揮し議長国の責務を全うしたと評価している。今年は2015年末に設立が予定されているASEAN経済共同体(AEC)に向けての調整・準備が必要な年であったが、ミャンマーはこれら任務を遂行したと評価している。また、ASEAN経済共同体(AEC)が設立した場合には、アセアンの全域にとっての利益に繋がるために、アセアン事務局は設立に尽力を尽くす事を述べている。
以前のニュース(マレーシアは2015年のアセアン議長国の準備を進める)でも報じているが、2015年に議長国を務めるマレーシアでは既に議長国を引き継ぐ準備は完了していることからも、来年のアセアン議長国の責務は問題なく全うされそうである。