静岡県から168人の高校生と教員が海外留学に

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静岡県は、「ふじのくにグローバル人材育成基金」を活用して、168人の高校生と教員が海外へ旅立つことを発表した。

静岡県の教育委員会では「ふじのくにグローバル人材育成基金」を活用して、高校生や教員の海外留学等を支援している。今年度は『長期留学』『短期留学』『大学との連携による留学』『海外インターンシップ』『「グローバルハイスクール」研究指定』『教職員の海外派遣』が行われることとなり、ASEANなどの19の国地域に168人の高校生と教員が旅立つこととなった。

『長期留学』は、1年間程度の留学を行うものである。長期留学を行うものは5人おり、アメリカ、カナダ、チェコ、スペイン、ドイツで留学を行う。

『短期留学』は、1か月未満の留学を行うものである。短期留学を行うものは31人おり、オーストラリア、アメリカ、カナダ、インド、イギリス、ニュージーランド、ガーナ、フィリピン、モンゴルで留学を行う。

『大学との連携による留学』は、カリフォルニア州立大学サクラメント校とワシントンDCのジョージタウン大学で行われる。カリフォルニア州立大学サクラメント校は、静岡県立大学と連携していることから、語学研修・体験活動・ホームステイなどの短期留学が8月4日から18日にかけて、高校生20人と引率教員2人の合計22人により行われる。ジョージタウン大学への留学は、語学研修・体験活動などが7月21日から8月4日にかけて、高校生9人と引率教員1人の合計10人により行われる。

『海外インターンシップ』は、県内企業の海外工場での就労体験などを行うものである。海外インターンシップを行うものは44人おり、高校生38人と引率教員6人となる。研修先は、台湾のヤマハ発動機、中国の天野回漕店、インドネシアの河合楽器製作所、タイのジヤトコ、タイの臼井国際産業、台湾のコスモグリーン庭好となる。

『「グローバルハイスクール」研究指定』は、グローバル人材の育成を目指すための研究指定であり、浜松開成館高校から20人がモンゴル、オーストラリア、フィリピンに、県立藤枝西高校から20人がオーストラリアに旅立つ。

『教職員の海外派遣』は、「教職員の企画立案による研修」と「小学校英語対応海外研修」が行われる。「教職員の企画立案による研修」は、海外の教育機関などにおける指導力や専門性を向上させるための研修となり、タイ・ベトナム、アメリカ、オランダ、ミクロネシア連邦に合計で5人旅立つ。「小学校英語対応海外研修」は、海外でのマンツーマン語学研修による「会話力」の向上と現地小学校の視察等による異文化や共生教育への理解を行うものとなり、フィリピンのセブ島に7月28日から8月6日の日程で11人が旅立つ。