東南アジア訪問の海自の護衛艦に乗艦の陸自の水機陸機動団が帰国

このページの所要時間: 056

陸上自衛隊の陸幕広報室は、ブルネイ・ダルサラーム、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムに訪問していた護衛艦「いずも」に乗艦していた水機陸機動団が、7月10日に帰国したことを発表した。

護衛艦「いずも」は、4月30日からインド太平洋地域の各国海軍などとの共同訓練を実施することを目的とした『平成31年度インド太平洋方面派遣訓練部隊(IPD19)』に参加していた。陸上自衛隊の日本版海兵隊とも呼ばれる水機陸機動団は、この「いずも」に乗艦して行動を共にしていた。

この水陸機動団では、護衛艦「いずも」に乗艦している間、水陸機動団が駐屯地などで実施している分隊行動などを艦艇内でいかに実施するかについて検証するとともに、海上自衛隊による艦艇内での各種勤務要領の実習・研修と海洋法に係る法務教育等を受け、水陸両用作戦能力の向上の資を得ることができた。また、寄港国で防衛交流を実施し、各国の陸軍・海兵隊との信頼関係を深化するとともに、マレーシア・フィリピンにおける能力構築支援、日ASEAN乗艦協力プログラムにも参加していた。