静岡県でインバウンド多言語コールセンター利用説明会を開催
静岡県は、10言語での電話通訳と翻訳サービスを24時間無料で利用できるコールセンターが開設されることにともない、静岡県インバウンド多言語コールセンター利用説明会を開催することを発表した。
静岡県では、ラグビーワールドカップ2019と東京2020オリンピック・パラリンピックなどの世界的大型イベントの開催を見据えて、県内宿泊施設、飲食・物販施設、観光関連事業者等を対象として、多言語電話通訳と翻訳サービスを提供する「静岡県多言語コールセンター(仮称)」を2019年8月1日から開始することを決定した。
説明会は、静岡では7月17日にレイアップ御幸町ビル会議室、浜松では7月18日に県浜松総合庁舎、沼津では7月19日に県東部総合庁舎別館、下田では7月22日に県下田総合庁舎、熱海では7月24日に熱海商工会議所、でそれぞれ開催される。参加対象は、県内の宿泊施設、観光施設、観光案内所、交通事業者、飲食・物販施設、その他訪日外国人旅行者が訪問する施設となる。ただし、医療機関、警察・消防機関等は除く。
開設されるコールセンターでは、「電話通訳」と「翻訳」が提供される。「電話通訳」では、外国人旅行者と対面する場合、外国人旅行者から連絡があった場合、外国人旅行者に連絡を取りたい場合、にコールセンターを通して通話を行うものである。「翻訳」では、施設内の案内表示、商品メニューの多言語化、海外からの問い合わせメールへの対応等に当たり、日本語と外国語を双方向で翻訳する。対応言語は、英語、中国語、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ロシア語、インドネシア語の合計10言語となる。対応時間は24時間365日となり、通話料は利用者負担であるが利用料金は無料となる。なお、サービスの利用に当たっては、事前登録が必要となる。