日本はブータンの若手行政官等の日本留学を支援

• 21 6月 2019

日本政府は、ブータンの若手行政官などが日本の修士または博士の学位を取得するために必要な学費等を供与する支援を実施することを発表した。

ブータンは、ミャンマーの西方に位置しインドと中国の間に挟まれている国である。ブータン政府は、自国の開発大綱「ブータン2020」において主要目標の一つとして人間開発を掲げ、良い統治のために人材開発に取り組んでいる。そのため日本政府は、この取り組みを支持するとともに支援を実施しており、今年も例年と同様の支援が実施されることとなった。

今回の支援は無償資金協力「人材育成奨学計画」として、供与限度額が総額1億7,400万円として実施される。この支援に関する書簡の交換は、インドの首都ニューデリーで日本の駐ブータン大使とブータンの駐日ブータン大使との間で実施された。この協力が実施されることにより、最大で修士課程9名と博士課程1名のブータンの行政官などが自国の開発や発展に必要な各分野の専門的知識を習得し、帰国後にはブータン政府の政策立案等に貢献することが期待される。また、日本とブータン間の相互理解と友好関係が強化されることが期待される。