愛知県は外国人材の介護分野への参入促進のため補助金を交付

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愛知県は、外国人材の介護分野への参入を促進するため、「外国人介護留学生奨学金等支給支援事業費補助金」と「外国人介護留学生学習支援事業費補助金」の交付申請の受付を開始したことを発表した。

愛知県では、介護福祉士国家資格の取得を目指す留学生に対して将来の就労予定先である介護施設等が支給する奨学金や、介護福祉士養成施設がカリキュラムとは別に行う日本語学習等の補講に必要な経費の一部を補助する制度を今年度から新たに創設した。この制度の補助対象期間は、2019年4月1日から2020年3月31日までとなる。申請の締切は、2019年7月26日となる。

「外国人介護留学生奨学金等支給支援事業費補助金」は、介護福祉士国家資格取得を目指す留学生に対して介護施設等が支給する奨学金等に対する補助となる。補助の対象となる経費は、日本語学校の学費、介護福祉士養成施設の学費及び入学準備金、就職準備金、国家試験受検対策費用並びに居住費などの生活費となる。補助の対象となる事業者は、愛知県内に所在する介護保険に基づく指定介護サービス事業所及び施設の開設者となる。補助率は、補助対象経費の1/3以内となる。

「外国人介護留学生学習支援事業費補助金」は、介護福祉士養成施設が留学生に対し、カリキュラム時間外に行う日本語学習や介護の専門知識等の補講等に対する補助となる。補助の対象となる経費は、介護福祉士養成施設が行うカリキュラム外講義の開催に必要な経費、具体的には賃金・超過勤務手当・報償費・需用費・役務費・使用料・賃借料などとなる。補助対象となる事業者は、介護福祉士養成施設を運営する法人となる。補助率は、補助対象経費の3/4以内となる。