シンガポール・タイなどに日本産食品の輸出解禁を要請

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農林水産省は、G20新潟農業大臣会合が開催された機会をいかして、シンガポール・タイ・インドネシアなどの政府要人と二国間会談等を行い、震災復興に向けた輸入規制の撤廃・緩和の働きかけなどの農業分野に関しての議論を実施したことを発表した。

シンガポールとは、マサゴス環境・水資源大臣と会談を実施した。この会談では、日本産食品等への輸入規制の撤廃を目的として、東日本大震災に関連する輸入規制の更なる撤廃・緩和の実現に向けて、科学的評価に基づいて検討を進めることを要請した。

タイとは、クリッサダー農業・協同組合大臣と会談を実施した。この会談では、日本産豚肉の輸出解禁を目的として、日本からタイへの日本産豚肉の輸出解禁に向けて協議を進めることを確認して今後の協力を要請した。

インドネシアとは、アムラン農業大臣と会談を実施した。この会談では、日本産食品等への輸入規制の撤廃を目的として、インドネシアが全ての都道府県の穀物、野菜、果物、食肉、水産物等に対し、放射性物質検査証明書の添付を要求していることについて、科学的根拠に基づく早期撤廃を要請した。